アクネ菌とにきびの関係

●アクネ菌が、皮脂の成分であるトリグリセリドを分解するために生じる遊離脂肪酸が、毛包の
壁を刺激するため
毛漏斗部
脂腺性毛包の断面図
皮脂腺の数が多く、皮脂が
たまりやすくなっています
●毛包の壁は薄く、刺激因子による刺激を受
けやすい構造であるため
毛穴をふさぐ厚くなった角質細胞は、固着
性ではがれにくい特性を持っています。通常
は、古くなった細胞から順にはがれ落ちてい
くはずの皮膚のターンオーバー(新陳代謝)
がおこなわれず、とどまっている状態は貯留
角化と呼ばれます。
ニキビができやすい人は、この毛穴付近の
角化異常が起こりやすい遺伝的素因があると
も言われています。
4 毛包の中のアクネ菌が急に増える
毛包内には多数の常在細菌があります。そ
の中で、 ニキビの発生に深く関わっていると
考えられるのが、アクネ菌です。アクネ菌は
正常な毛漏斗部毛包の角質が増殖し、
厚くなった状態の毛漏斗部
化膿が進んでしまった毛包の断面図。
毛包内と肌表面にはアクネ菌が無数に存在しています
嫌気性であるために、毛穴が角質でふさがれて酸素が減少すると、毛包の中で皮脂を栄養にして
繁殖し、急激にその数を増やします。
このアクネ菌が生み出す酵素(細菌性リパーゼ)は、皮脂を遊離脂肪酸に変化させます。遊離
脂肪酸が毛包の壁を刺激すると、毛漏斗部は角化異常を起こして厚くなり、コメドを作りやすく
なると考えられています。また、アクネ菌が引き寄せる、好中球が生み出す酵素や活性酸素で
も毛包の壁はさらに痛めつけられ、赤く炎症を起こしたり、膿んだ状態となって、最終的に破壊
されてしまうのです。


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