保育所の頃のあだ名は「あたし」
「あたしがやる」「あたしが」「あたし」
先生から「あたし」と呼ばれていた
なんでも「あたし」
自分でやりたい あたしがやりたい
幼い時の無邪気な自我は
年を重ねる毎に周囲に慣らされる
こんなあたしがいいらしい
あたしみたいなあたしがあたし
あたしはなんなのか考える
いろんなものを纏ってみる羽織ってみる
脱いだり着たり重ねたり組み合わせたり
脱着可能な添え物のカスタイマイズは自由
着こなすのはあたし
どれもあたし あたしがいる
あたしを覆うものが何もなくなってしまっても
あたしはいる
あたししか知らなかった頃のあたしがいる
あたしを満喫し 軽やかに跳ねる
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